あらすじ
“毒縞音露(どくじま ねろ)”は、女を狩るという人には言えない趣味を持つ。国立大学を首席で卒業し、
将来を約束されていた“音露”だが、父親が経営していた
『温泉旅館 極楽浄土(ごくらくじょうど)』を気軽に引き継いだ。
旅館には、毎年数多くの女性客が泊まりに来る。
そんな彼女達を、極楽浄土へ送るのが己の使命だと思っている。
近所には、真面目で堅実な好青年と、もっぱら評判の“音露”。
だが、彼の欲望は尽きることなく、次の獲物を待ち構えている。
そんなある日、家族旅行の為、数日間宿泊したいと電話予約が入る。
来客予定は、母親と娘3人の計4人とのこと。丁度、今の時期は他の泊まり客も無い。
まさに「カモがネギを背負ってやってきた」様なものだ。
次の獲物は,この家族達だ……。