エンゲージ 陵○編

乙女達の桃源郷とも言える学園に、一人の男がやってくる。
しかも、教師として。（本名：大崎芳郎（おおさきよしろう））

二学期（9月）からの採用ということで、前日に挨拶に行ったのだが完全に手違い。
本来、出すべき相手と間違って、彼を採用してしまったのだ。
シスター宮浦はこのことに激怒。絶対に彼の採用を見送るよう校長に命じるが、
就職難の折りでもあり……と弁護して、どうにか一ヶ月だけ採用となった。

園に来て4日目。
その日から、シスターが出張に3日ほど出てしまい、鍵をされることがなかった。
おかげで芳郎は夜の学園を自由に動き回る事ができ、学内のあちこちを夜歩きできた。
そして、そこで彼が見たのは……。
お嬢様の仮面をかぶりつつ、女性同士で肉体関係に溺れる学生の姿だった（エンゲージを結んだ学生同士でレズ）。

もちろん、一部の学生だけなのだが、完璧な淑女・貞女を装いながらも、
その内面に潜む「牝」の匂いに興奮する芳郎。

完璧な学園、完璧な秩序、完璧な乙女たち。

これを壊す事ができたら、どれほど楽しいだろうか……。
男の中で、何かがゆっくりと形を整えはじめていく……。